水餃子の本場
中国で昔から食べられている餃子と言えばこの水餃子で、焼餃子よりも厚めの皮で作られた餃子をお湯で茹でたものです。
中国北部の地域が水餃子の本場で、寒い冬の厳しさの中、体を暖める食べ物として考案され広がっていきました。
中国の地方では年越しや新年に水餃子を食べる習慣もあり、水餃子は日本の年越しそばのようなものでもあります。
また行事食以外にも米が取れにくい地域の主食として食べられている地域もあります。
水餃子の作り方
水餃子は小麦粉、米粉などを練って作った皮で具を包み、沸騰したお湯に入れて茹でます。
焼餃子に対して、茹で餃子とも言えるでしょう。
餃子の皮は焼餃子よりも厚めなのが特徴で、食べる際はタレを付けて食べます。
皮が厚くないと茹でる時に中の具がバラバラになってしまいます。
日本で流通している餃子の多くは焼き餃子用に考えられて作られている為に皮が薄いので、水餃子には向かないでしょう。
通販などで購入して水餃子を作る場合は、水餃子用と明記されているものを使用しましょう。
スープ餃子
茹でた餃子を野菜などの具と一緒にスープに入れたもので、このスープ餃子のことを水餃子と呼ぶこともあります。
これに近い料理にはワンタン、ロシアのペリメニなどがあります。